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SUPER GT

ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号 6位スタートも接触されレースを失う

2019/04/22

2019 SUPER GTシリーズ第1戦は、4月13〜14日に岡山国際サーキット(岡山県)において300kmレースとして開催。あいにくの雨の中GT300クラス予選6位からスタートした#5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也)は、セーフティカーが隊列から離れてバトル開始となった4周目の1コーナーで、前を走る車両のスピンに巻き込まれて接触、コースアウト。残念ながら序盤のうちにレースを終えることになった。

 

今季開幕戦で平成最後のGTレースとなる岡山ラウンドには、29台のGT300車両が参戦。ADVICS マッハ車検 MC86マッハ号は昨年同様、坂口と平木の若手コンビで今シーズンを戦う。昨年より開発を続けていたADVICSのブレーキシステム(キャリパ、ロータ)とABSシステムを搭載し、セッティングも見直したこともあり、3月末に富士スピードウェイで行われた合同テストでは最後のセッションで3番手タイムをマーク。岡山とマザーシャシーの相性も悪くないことから、活躍が期待された。

 

◆公式予選

桜満開の岡山。13日午後の公式予選は、晴れ/ドライ、気温16℃、路面温度25℃という春らしく穏やかなコンディションで始まった。今回GT300クラスのQ1は、29台をふたつのグループに区分し、Aグループは15台、Bグループは14台でそれぞれのトップ8台がQ2へ進出となる。ADVICS マッハ車検 MC86マッハ号は昨年の成績からBグループへ区分された。

 

Q1を担当するのは坂口で、1分25秒836のタイムで7位につけてQ2進出を決めた。続くQ2では平木がステアリングを握り最後の最後で1分25秒241へタイムアップして6番手。ブリヂストンタイヤユーザーが上位4台を占める中で、ヨコハマタイヤユーザー2位となった。「Bグループは岡山が得意そうな車両が集まっていて正直苦しいと思っていましたが、ギリギリではありましたが最低限の仕事はできました」と坂口。「今年ニュータイヤを履いたのはこれが初めてでしたので、どこまでいけるのかというのを探りながらの予選でした。最後のアタックはセクター3でタイヤを使い切っていたので、前のラップよりタイムが落ちてしまって。それが今後の課題です。昨年勉強させてもらったことを生かして今年は開幕戦から結果を残していきたいです」と平木。クラス3列目からのスタートは表彰台も狙える位置でもあり、決勝レースでの上位進出が期待された。

 

◆決勝レース

こ14日は朝からぐずつき気味の天候となり、午前中には雨模様となった。グリッドウォークこそ雨は上がったが、決勝レースのスタート直前には再び雨が降り出した。14時30分、気温12℃、路面温度14℃で冷たい雨の中、セーフティカー(SC)先導でレースはスタートした。

 

3周完了でSCが隊列から離れバトルが始まった。スタートを担当したのは平木。しかしバトル開始となった直後、4周目の1コーナーで直前を走行する車両がスピンを喫し、平木は左後方から接触され2台はコースアウト。平木はコースの外側のグラベルベッドにつかまり、身動きが取れなくなった。車両にもダメージがあり、ここでADVICS マッハ車検 MC86マッハ号はリタイアとなった。

 

レースは再びSC先導で続けられたが、その後も多重クラッシュなども発生し、二度の中断の後、雨によるコンディションの悪化による安全面の確保のためにレースは終了となった。予選順位が良かっただけに活躍に期待がかかったが、残念な結果に終わってしまった。  次のレースは5月3〜4日に富士スピードウェイにおいて500kmレースとして開催。合同テストでの快調さを再現できるよう、車両を準備して臨むこととなる。

 

 

◆坂口夏月

「決勝レースはアッと言う間に終わってしまいました。ウェットコンディションでのデータも今後のレースのためにたくさん残しておきたかっただけに、本当に残念なレースになってしまいました。MC(マザーシャシー)はトップスピードが早いですし、ブレーキも良くなりました。次の富士では自信を持って臨めると思っています。500kmと長いレースになりますが、結果を残せるよう頑張ります」

 

◆平木湧也

「決勝レースはスタートを担当しました。コースはヘビーウェットコンディションでタイヤ選択が難しかったのですが、実質的にスタートした4周目の1コーナーで接触して終わってしまいました。後ろからヒットされてしまい、もうどうすることもできず残念です。次の富士は合同テストでも調子が良かったので、今回の好調さを持続させて頑張って結果を残したいと思います」

 

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