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Super Taikyu

DAISHIN GT3 GT-R 最終戦で予選5位から追い上げ2位表彰台を獲得

2021/12/01

2021年S耐第6戦(最終戦)は、11月13〜14日に岡山国際サーキット(岡山県)において3時間レースとして開催。大八木信行、青木孝行、藤波清斗、大八木龍一郎の#81 DAISHIN GT3 GT-Rは、予選5位からのスタートから追い上げ序盤に2位へ浮上。一時は3位に順位を落とすも終盤に2位を奪回してゴール。3戦ぶりの表彰台を獲得した。

 

今回の3時間レースには、9クラスに計55台がエントリー。ST-Xクラスは4車種5台で争われる。DAISHIN GT3 GT-Rは今回も30kgのウェイトハンデを搭載しての参戦となった。岡山はF1パシフィックグランプリも開催されたことのあるサーキットだが、一周3.703kmのコンパクトなコースはタイトなコーナーが多く、パッシングポイントも少ない。参加台数の多さ、コース幅やランオフエリアの広さなどを考慮し、今回は31台のGr.1(ST-X、Z、TCR、1、2クラス、ST-Qクラスのスープラ)、24台のGr.2(ST-3、4、5クラス、ST-Qクラスの水素カローラとバイオ燃料のデミオ)に分け、14日の午前中にGr.2の決勝、午後にGr.1の決勝を行うこととなった。

 

13日の朝は気温が3℃程度まで冷えた岡山国際サーキット。晴天の中10時25分から30分間のフリー走行が行われ、大八木、青木、藤波の3名が交代して走行。青木のベストタイムはトップと0秒388差の4位となった。

 

◆公式予選

晴天ながら、ときおり雲が出る午後。14時30分から行われた公式予選では、Aドライバーの大八木が5位、Bドライバーの青木が2位で、合算タイムで5番グリッドが確定した。C/Dドライバー予選では、藤波と龍一郎がコースインして基準タイムを問題なくクリアした。

 

◆決勝レース

午前中のGr.2レースの興奮も醒めやらないサーキットでは、45分間のピットビューイングが行われ、12時50分にスタートセレモニーが行われ各車がコースインした。スタート時は晴れて気温も16℃ほどあったが、徐々に雲が広がり気温も路面温度も徐々に下がっていった。

 

スタートドライバーは青木が担当。今回は3時間レースなので、ジェントルマンドライバーである大八木は50分以上をドライブしなければならず、プラチナドライバーである藤波は72分を超えてドライブはできない。このため青木は60分弱ドライブすればいつでも交代できるが、セーフティカーやFCY(フルコースイエロー)のタイミングも考慮してフレキシブルに対応できるようにした。

 

13時33分、4,500人の熱心なファンが固唾を飲む中、グリーンシグナルが点灯して3時間レースがスタート。青木はオープニングラップで#31レクサスRC Fをかわすと、5周目のアトウッドで3位の#290マクラーレン720Sがブレーキトラブルのためにコースオフし、青木は難なく3位へ。ここでFCYとなり、その解除のタイミングで青木はパイパーコーナーで加速して#9 GT-Rをかわし2位へ順位を上げた。トップの#16ポルシェ911との差は3秒ほどだが、なかなかその差は縮まらず、1時間が経過したころは4秒近い差だった。

 

スタートから1時間10分が経過した43周目に#16ポルシェがピットインすると、青木はトップに躍り出た。そしてその10分後、49周目にピットイン。ピットもミスなく大八木をコースに送り出した。これで再び#16ポルシェがトップへ。52周目には#9 GT-Rが大八木をかわして2位へ順位を上げた。

 

スタートから1時間半ほどが経過した15時8分、この日3回目のFCYとなる。2位走行中の#9 GT-Rがバックマーカーと接触しコースアウト&ストップしたのだった。これで大八木は難なく2位へ順位を戻した。その約10分後、今度は#31 RC Fが大八木の背後に接近し、65周目に抜かれてしまい再び3位へ。大八木は慎重に50分間のドライブを続け、78周目にピットイン。ピットもミスなく作業を済ませ藤波がコースへ出て行った。

 

アンカーの藤波は87周目に#16ポルシェを抜きトップと同一周回に戻した。さらに2位の#31 RC Fを追いかけ、残り20分を切った96周目のヘアピンで並んだがここでは抜くことができず。しかし半周後の97周目の1コーナーでインに飛び込み2位を奪回。トップは71秒先を走っていた。藤波はその差を44秒まで縮めて16時34分に2位でチェッカー。逆転優勝はならなかったが、富士24時間の優勝以来、今季2回目の表彰台を獲得。シリーズランキングは4位となった。

 

◆大八木 信行

「何とか今年はシリーズ全戦が開催されて、一年やってきてクルマもいい位置に来れたし、最終戦はクルマもだいぶ仕上がっていたし、締めくくりのレースとしては2位表彰台というのは良かったかなと思う。来年はまた違う意味でチャレンジしたい。一年間お疲れさま」

 

◆青木 孝行

「何とか今年はシリーズ全戦が開催されて、一年やってきてクルマもいい位置に来れたし、最終戦はクルマもだいぶ仕上がっていたし、締めくくりのレースとしては2位表彰台というのは良かったかなと思う。来年はまた違う意味でチャレンジしたい。一年間お疲れさま」

 

◆藤波 清斗

「何とか2位で終わることができました。内容的に良いレースができて2位で表彰台に上がれたし締めくくることができたので、良かったと思います。来年はまだ分かりませんが、乗ることになったら、タイトルを取り戻せるように頑張りたいと思います」

 

◆尾本直史チーム監督

「確実に表彰台に乗りたいと思っていたので、最終戦で2位表彰台という結果は良かったなというのが率直な気持ちです。ちょっとポルシェが速かったので、何かワンチャンスがあればと期待したのですが、普通に終わってしまったなという感じです。一年間応援ありがとうございました」

 

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